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SKY / LONG TiME NO SEE

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バンド結成25年目を迎える節目に制作された今作は、三部作の最後の作品。活動休止期間からのリスタートを機に一気に作り上げられた「THE LONG GOODBYE」、その後に積み重ねたライブ活動のアウトプットとして形になったカラフルな「LONG WAY HOME」。
そして今回のアルバム「LONG TiME NO SEE」には、数多くのデモトラックの中から厳選された10曲が収録され、多彩ながらも統一感のある音像に仕上がっている。前作までと録音環境を変え、彼らのホームであるライブハウス「火影」でレコーディングされたことで、彼らの熱量と緻密さがともにしっかりと引き出されており、SKYの今を存分に味わうことができる最高の一枚となっている。ファンキーなビートに乗っかった力強い歌が印象的でSKYらしい「笑う妖精」、切れ味鋭くもダンサブルな疾走感が心地よい「全部は言えない」は必聴。


【アルバムへのこだわり】(ライナーノーツより)

前作である5thアルバムの制作中に「Sound City」という映画を観た。

80~90年代のロック全盛期を支えたLAのレコーディングスタジオSound Cityが、デジタル化の波の煽りを受けて閉めることになり、売りに出された巨大なアナログミキサーをデイブ・グロール(Foo Fighters)が買い上げ、自分のスタジオに持ち込んで仲間や憧れのアーティストとレコーディングをするというストーリー。映画の冒頭、在りし日のスタジオの歴史をたどる中で、レッチリの「One Hot Minute」やブラッククロウズ「Amorica」など、自分が「ドラムの音がかっこいい」と思っている作品がこのスタジオで録音されたことを知った。スタジオ内の天井の高いブースで録音されたドラムの音が他所とは全く違ったサウンドを生むという映画の中のエピソードが、次のアルバムをこれまでと少し違う環境で録ってみたいと思うきっかけになった。


いろいろと可能性を探る中で、最有力候補となったのが何度もステージに立たせてもらっていたライブハウス火影。毎回コミュニケーションしながら一緒にステージの音を作ってきた音響担当の音無さんがレコーディングもやっていると聞いて、機会があれば一緒に作品づくりをできたらとは思っていたので、やるとしたらどんな方法があるかを一度話し合った。こちらのリクエストを一通り伝え、とにかく一回やってみようと2022年の春にテストレコーディングをやってみた。明らかにこれまでのスタジオでの録音とは違う感触に可能性を感じ、アルバムを火影でレコーディングすることを決めた。


ライブハウスでの録音に最初は少し緊張もあったが、徐々にその環境での音の出し方が馴染んでいき、これまでとは少し違うテンションで演奏することができた。ドラムの音に関しては、Sound Cityのように天井の高いブースで録音することはなかったけど、火影のフロアからB2に下る階段の踊り場にマイクを設置し、共鳴する音を録音し混ぜることで、ここでしか出せない響きを得ることができた。前作のリリース以降、毎日のようにアイデアの断片を生み出し続け、そこから形になった数々の曲の中から厳選された10タイトル。まさにこの時期に、この場所でしか生まれなかった作品になった。存分に楽しんでほしい。


【ジャケットへのこだわり】

これまでライブを積み重ねてきた場所、そして今回のアルバムのレコーディングのフィールドにもなったライブハウス火影が感じられるジャケットデザインにこだわった。フロアと地続きのステージに敷かれた絨毯とカミナグチのコンバースをズームアップしたデザインは、ほの赤い照明に照らされ、まさにアンダーグラウンドの空気感を体現している。

==SKY==
1998年冬結成。ドラマーの脱退、再加入等の紆余曲折を経て、2009年から現在のメンバーで活動スタート。骨太のロックを核に据え、そこから紡ぎ出される彼らの音は、観る人、聴く人のココロとカラダを揺らす。常に自分たちの好きな音楽を取り入れながら一つに消化し、つくり出されるオルタナティブな楽曲は、聴き手を飽きさせることがない。いつでも自分たちの音を楽しんでいて、「音楽やバンドは楽しい」と思わせてくれる稀有な存在。メンバーは、カミナグチ ケンジ(Vo.)、ウエムラ テツヤ(Gt.)、ヤマダ ケン(Ba.)、ナカヤマ ナオヤ(Dr.)。



2000年1月に1stアルバム「(speaks of)Aeroplane sons」発売、2003年7月に2ndアルバム「C’mon in my Kitchen!」発売。2004年5月にデモCD「RUST RIDE EP」を発表、2006年8月に3rdアルバム「golden」を発売。2009年春に現Drのナカヤマが電撃加入。2013年春にデモシングル「Lotus」を発表するが、2013年6月〜2016年3月に活動休止。翌年9月に神戸VARITで活動再開ライブ、2018年6月9日に戦国大統領にて運命のライブを行うと、2019年1月に4thアルバム「THE LONG GOODBYE」、2021年6月に5thアルバム「LONG WAY HOME」、2023年4月に6thアルバム「LONG TiME NO SEE」を発売と関西を中心に活動を続けるオルタナティブロックバンド。

==SONG LIST==
1.Happy Hour
2.笑う妖精
3.Passenger
4.Underway
5.Junksion
6.全部は言えない
7.面影
8.まあだだよ
9.木洩れ日の中で
10.Sing my Song

Format:CD
Genre:ROCK,ALTERNATIVE,MIXTURE

https://youtu.be/H2aqYnpFbkE?si=xRvhkzvMY9KQHH8O

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